交通事故の死者数は年々減少傾向にある一方、65歳以上の高齢者が占める割合が高なっています。
高齢者人口の増加により、事故に遭うばかりでなく、加害者になってしまうケースも。
通学途中の子ども、運転中のドライバー、そして高齢者を交通事故から守るには、法定外表示による道路の明確化が必要です。
東海道路では、交通量の多い道路や、通学路に指定されている道路など、人と車が安心して交通ができるよう、グリーンベルトなどの カラー表示による歩行空間の明示や、「止まれ」などの道路標示など、法定外表示による安全への取り組みに協力し、設計、施工しています。
カラー舗装
交通事故の抑止を目的とした歩行空間の明示化。緑、青、赤など様々な色があります。
ゾーン30
生活道路における歩行者等の安全な通行を確保することを目的として、区域(ゾーン)を定めて最高速度30キロメートル毎時の速度規制を行うもの。
法定外表示
交通方法に関する注意喚起を促すもので、交通規制の実効性を高めるもの。
路面標示
区画、道路中央線、横断歩道、停止線などの路面表示による道路の交通と安全を円滑にするためのもの。
視覚障がい者用誘導標示
視覚障がい者を安全に誘導するために、視覚障がい者が足裏の感触で認識できるよう突起をつけたブロックを道路に設置します。東海道路では、視覚障がい者用誘導表示の設計、施工を行っています。
歩道などにおいて路面などを切削せず、路面上に直接塗装することにより誘導標示を設置する工法です。
アクリル樹脂塗料を用いて点字パタ-ンの一体物を、路面上に塗布したアクリル塗料に貼り付けて接着、一体化させ誘導標示を形成するものです。
土木機械等が不要で、狭い作業範囲で施工が可能であり歩行者等への影響が最小限で済みます。
路面切削が不要で産業廃棄物が出ない環境にもやさしい工法です。
通常のブロックでは施工が困難な箇所への対応も可能です。
※下地分離型、溶融式型も対応可能です
誘導ブロック(線状ブロック)
視覚障がい者がブロックの突起を白杖や足裏で確認しながら突起の方向にしたがって進むことができるよう設置するものです。
警告ブロック(点状ブロック)
注意すべき位置を示しています。階段前、横断歩道前、誘導ブロックが交差する分岐点、案内板の前、障がい物の前、駅のホームの端等に設置します。